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Aさんは、ある製造メーカー(社員数150名程度)の開発部主任です。職歴は10年。
非常に真面目な性格で、仕事も卒なくこなし、お客様からの評判もまずまず。
人当たりも良く、仲間とも上手にやっています。
今後開発部を担う存在として期待されているのですが、人を指導し、引っ張っていく人材としては未開発な状況です。上司から色々な話をされて、本人も気持ちはあるのですが、どうしたらよいのかがなかなか自分の中でハッキリしない状況が続いているところで、自己経営社員セミナーを受講していただきました。






現在の職種には非常に満足して勤務しているようです。周囲にも恵まれていると謙虚な一面も持っている方で、皆に好かれる雰囲気があり、その点は十分魅力的です。ただ、優しい性格なので、部下に対して厳しく注意をするのは苦手のようです。
周囲の社員の作業内容の中でもっと効率よくしてほしいと思う反面、それを指摘できずにいる現状です。ただ、自分の作業に対しては、効率を考えた改善を行っているようです。
ご本人の要望として、些細なことでも気軽に話しができる環境がほしい、自分の仕事を上司が認めているのかが不安なので知りたいと話していました。

「優等生」という現状を肯定しつつ、もうワンステップ踏み込んで、部下に厳しく指導していく力や厳しさの裏側にある優しさを身につけ、周囲から「信頼」されるように自分を持っていく方向で指導していくことが大切と考えました。 心得十二ケ条からは以下の5つを重点的に伸ばしていくように心がけました。




セミナーの受講が終わると、経営者に「経営者報告用カルテ」として報告書が提出されます。経営者は受講を始めてからセミナー終了後の受講者の成長の過程を見ることができます。
それぞれの項目別に3段階の評価と講師からのアドバイスを合計5回、ご報告いたします。

| 分類 | チェック項目 | 中間 | 最終 | 2009/5/14 | 2009/6/5 | 総括 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ミ ッ シ ョ ンの明確化 |
自分のミッションを実現するために自分に約束した行動を習慣化できている | 2.0 | 2.5 | 明確に第二領域が見えていない。将来の人物目標はある。(開発部長 ○○さん) ここを具体化していくことが研修中の中心課題になると思います。 |
具体的な成果を出す行動を始めるように指導。(苦手な人間関係解消や業務効率のアップ、よい習慣作りをするなど) 何でも卒なくこなすレベルから、脱却することが必要。具体的なミッションを形成するように指導。 | チームに対する気持ちも強く、誰かメンバーの中で特に協力してくれる人をひとり見つけるとよいと思います。また市場にチャンスがどのように落ちているかを検証していくことも片川からアドバイスありました。 |
| 自分の夢が更に明確化し、具体化している | 1.5 | 2.0 | ||||
| 無理難題に対しても理想を追求し、情熱を持って立ち向かうことができている | 1.5 | 2.5 | ||||
| ミッションを自分以外の他者(配偶者や会社の仲間)に公言している | 1.5 | 2.5 |
10年間コツコツと真面目に勤務しているAさんへの信頼は厚く、周囲の社員への人当たりもよいので、今後は管理職として部下を育ててほしいと思います。また、開発部の部長を目標に自らの開発実績はもちろん、後輩を巻き込んで開発実績をあげることができるリーダーシップも備えてほしいと考えています。